2016年12月2日金曜日
我が家の山野草 チシマウスユキソウ
白い星のような花のウスユキソウの仲間が好きで、いくつか栽培しています。
これはチシマウスユキソウです。
千島列島に分布し、北方領土の色丹島や択捉島にもあるとのこと。
この株は今年購入でまだ花は見ていないのですが、来春にはきれいに咲いてくれるでしょう。
ところで、流通しているチシマウスユキソウには何タイプかあるようで、みんなの趣味の園芸のウスユキソウ属のページでも、チシマウスユキソウについては「現在流通している花が基本種かどうかは定かではない。」とあります。
そもそも、チシマウスユキソウの基本種とはどのようなものなのでしょう?
インターネット上でチシマウスユキソウと検索しても、同じものとは思えないような花がいろいろ出てきたりします。
我が家でも、上の写真の株とは別の所から購入した苗があり、葉の形などがかなり異なります。
誤品なのか同一種内の個体差の範囲なのか、あるいは他種との交雑種なのかは分かりません。
また、栽培条件によって違って見えている可能性もあるようです。
森和男氏の著書『洋種山草辞典』15頁には、「ウスユキソウ属の植物は、栽培すると諸々の条件によって形態が変わることがあり、必ずラベルを付けて管理すること」とあります。
今は枯らしてしまって残っていないのですが、ある山野草店で実生選抜の矮性タイプだというチシマウスユキソウを購入したことがあります。下の画像がそれです。
上2つの画像より毛深くて葉が丸くて小さく、草姿が良いのが分かります。
真偽の程は不明ですが、そのお店の店主曰く、チシマウスユキソウには大きくなるタイプと矮性のタイプがあり、矮性は姿が良い代わりに栽培の難度も上がるとの話でした。
このようにチシマウスユキソウという植物自体がかなり混沌としているというか、何が本物で何が偽物なのかよく分からないような感じがしますね。
草姿や花型にも様々なタイプがある訳なので、自分の好みのものに当たったらラッキーといったところでしょうか。
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