夏は水草も生き生きと茂り、メダカもどんどん繁殖して生命力に溢れているといった感じでしたが、ここ最近の冷え込みで、めっきり生き物たちの活動も鈍り、睡蓮鉢は静謐な雰囲気に包まれています。
この薄緑の楕円形の葉の浮草はサンショウモ。日本の在来種です。
驚いたことにシダ植物だそうです。見た目からは想像がつきませんね。
よく似た外来のオオサンショウモはよく育つとモコモコと盛り上がった立体的な形に変貌しますが、サンショウモは平べったいままです。
繁殖力は強く、放っておくと水面が全て覆われてしまうため、かなり間引きました。
高水温にも水質悪化にも強く生命力旺盛なのですが、野生では数が減って絶滅危惧種になっているとか…。
シダ植物ということで胞子ができるそうなのですが、それを水中にばら撒いた後は、本体の植物自体は冬に枯れてしまうそうです。その胞子が冬を越え、春に発芽してまた育っていくというサイクルだとか。
枯れたものをそのまま放置していればひとりでに育ってくれるようなものなのでしょうか?
入手はこの夏だったため、今後の様子は要観察です。
明るい黄緑の細いもの、リシアです。
この細い葉が枝分かれしながら絡まり合うように塊状になって増殖していきます。
これも繁殖力旺盛でかなり増えました。
ですがサンショウモよりも環境にはうるさいようで、合わない場所では藻に覆われたりしていつの間にか消えてなくなってしまいます。
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